母の日記
ノートの正体は、亜矢子の母の日記だった。記憶を失った母の頭の中では、生き生きと高校生活を送る亜矢子が生きつづけていて、母はそれを日記に書きつづっていたの。
ずっと母を恨んでいた亜矢子は、その日記に恨みの言葉がひとつもないことにショックを受ける。そして恩師の阿佐田に「もう一度、高校に戻って卒業するんだ。それがお母さんへの供養になる」と背中を押されたんだって。亜矢子は、母が思い描いた自分になるために、日記のとおりに行動していたんだよ。

友達100人も、屋上のお弁当も、全部お母さんの願いだったんだ…
亜矢子が守ったもの
それでも疑いの目を向けるクラス。屋上で亜矢子を問いつめる土屋の前に、阿久津が現れて「全部、僕がやった」と告白するの。阿久津は、中学時代に自分をかばった姉が、いじめで命を落としたことを明かすよ。

阿久津は土屋を傷つけようとするけど、亜矢子が土屋をかばってけがを負ってしまう。「せっかくの高校生活、そんなふうに送っちゃだめ。ちゃんと卒業するのよ」。そう言い残して倒れた亜矢子は、そのあと退学届を残して姿を消してしまうの。
- ノートは、亜矢子の母が遺した日記だった
- 亜矢子は土屋をかばってけがを負い、退学届を残して姿を消す
- クラスの呼びかけで亜矢子は卒業式に戻ってくる
お帰り、馬場ちゃん
亜矢子から届いた手紙には「友達100人はできなかったけど、26人の友達ができたことは私の誇りです」。いじめ対策としてクラス制度の廃止が決まるなか、里奈たちは「クラスがあったから馬場ちゃんと出会えた」と反対し、職員室に立てこもるの。
小泉の「お前ら、馬場にそんなこと言えるのか」という言葉で、みんなは立てこもりをやめる。それから半年、クラスはテレビやネットで亜矢子に呼びかけつづけたよ。そして卒業式の日、体育館のドアが開いて、亜矢子が戻ってくるの。
教室で渡されたのは、クラスのみんなが書いた「馬場亜矢子の高校日記」。これからみんなでやりたいことが書かれていたの。「お帰り、馬場ちゃん」「ただいま」。補習を終えた亜矢子と阿久津に卒業証書が渡されると、クラスのみんなが教室に飛びこんできて、ふたりの卒業を祝うよ。

新しいノートをもらうシーン、号泣。お母さんの願い、ちゃんとかなったね
ここが名シーン:「ただいま」
卒業式のあと、クラスのみんなが書いた「馬場亜矢子の高校日記」を受けとった亜矢子が、「ただいま」と答えるシーン。
母の日記からはじまった高校生活が、クラスのみんなが書いた新しい日記につながる。亜矢子が笑いながら泣く顔に、見ているこっちも涙が止まらないの。
登場人物の気持ちを深掘り
亜矢子は、母の日記を読んで、恨まれていなかったことを知る。母が思い描いた自分になることが、亜矢子なりの謝罪だったんだよね。
阿久津は、自分をかばった姉を失った過去から、スクールカーストをなくそうとしていた。やり方は間違っていたけど、その痛みは本物だったの。
3年A組のみんなは、亜矢子がいなくなって初めて、クラスの大切さに気づく。
ひよりの考察:クラスは必要か
いじめ対策として、教育委員会はクラス制度の廃止を決める。
クラスはいじめの温床にもなる。でも、クラスがあったから出会えた人もいる。亜矢子の「私はクラスが好きです」という言葉は、このドラマの答えそのものなの。
- 母の日記
- 阿久津の過去
- クラス制度の廃止
ひよりの本音トーク
最終回、泣きすぎて目が腫れた。全部の伏線がきれいに回収されて、すっきりした。
友達100人はできなかったけど、26人の友達。この言葉、ずるい。

全11話おつかれさま! 今見ても色あせない名作だった
見返すときのチェックポイント
- 母の日記
- 屋上の告白
- 職員室の立てこもり
- 卒業式
このドラマは、亜矢子の言動の多くが、ある“ノート”に書かれたことと重なっているの。最終回まで見たあとに1話から見返すと、亜矢子の表情の意味がまったく違って見えるよ。
完走したあなたへ
全11話、完走おつかれさま! 最終回まで見たあとに1話を見返すと、亜矢子の表情の意味がまったく違って見えるよ。今は大活躍しているキャストたちの若いころを探すのも楽しいので、ぜひ2周目もどうぞ。
ひよりの第11話メーター
- ドキドキ度
- 考察したくなる度
- 泣ける度
- 次の話すぐ見たい度
ひよりのまとめ第11話を見終わって
最終回、完走! 母の日記からはじまった亜矢子の高校生活は、クラスのみんなが書いた新しい日記につながりました。友達100人より大切なものが見つかる、あたたかいラストでした。
今日もドラマびより〜
